税金理解のポイント収入と所得の違いを理解する
税金理解のポイント税の専門用語の基本から
税金の話になると、普段聞かない専門用語が出てきてイマイチ分からないことが多いです。
ここでは、まずはよく出てくる用語の説明をすることで、税金の仕組みを説明していきたいと思います。
「収入」と「経費」と「所得」と「控除」「収入」と「所得」は似ているようで全く違う
よく、収入とか所得っていいますよね。これって同じようでいて実は全く違うものです。
さらに、「経費」って言葉はよく聞いたことがあると思いますが、控除ってのはあまり普段は聞きませんよね。
これも似てるようで全く違うんです。
「収入」とは
:基本的にその人が年間で稼いだ金額です。いわゆる「税込み年収」というもの。
「経費」とは
:「収入」を得るために使った金額です。FXでは売買手数料やプロバイダ使用料ですね。
「所得」とは
:「収入」から「経費」を差し引いたものです。●●円儲けた!!!って言ったら普通これのことですね。
「控除」とは
:税金を計算するときに、「所得」から差し引くことが出来るものです。
保険料や扶養している家族の存在がこれに当たります。
税金は「所得」から「控除」を差し引いた金額にかかるため、これが多いほど税金は少なくなります。
「課税所得」とは
:その名のとおり、課税される所得額です。「所得」から「控除」を差し引いた額です。
基本的にはこの金額が多ければ多いほど税率も高くなり、支払う税金も多くなります。
収入−経費=所得、所得−控除=課税所得
収入−経費=所得、所得−控除=課税所得経費や控除で節税できる
つまり、税金ってのは毎年あなたが稼いだ額から、経費やらいろんな控除を差し引いて、最終的に残った金額に対してかかってくるんですね。
税金対策したいのであれば、経費や控除をしっかり計上することで、課税所得を抑えることが出来るわけです。
税金は細かいところまで考えると非常に複雑ですが、上記の5つの関係だけでも分かっているとだいぶ違うと思いますよ。