社会保険料は上がる?FXでいくら儲けても社会保険料は上がらない
社会保険料は上がる?社会保険料の負担は給料分のみ
FXで利益が出ても、社会保険料は上がりません! (給与所得者の場合)
よく言われることですが、FXで利益が上がり、確定申告をした場合に、社会保険料(健康保険・年金)が上がってしまう・・・という話。
これは完全に間違っているわけではありません。
でも、FXで利益が出て社会保険料が上がるのは、国民健康保険に加入している、自営業者(個人事業主)や扶養から外れた専業主婦(夫)などです。(正確には国民健康保険料だけあがる。国民年金の保険料は定額)
サラリーマンやOLの方は、勤めている企業の健康保険に加入しているため、FXで利益を上げても社会保険料は上がりません。
(中小企業の場合は、「全国健康保険協会」の健康保険(協会けんぽ)に加入している場合もありますが、同様にFXで利益が出ても社会保険料は上がりません)
社会保険料は給与の額で決まる
社会保険料は給与の額で決まるFX長者でも給料が少なければ保険料負担が少ない

なぜか?
それは、サラリーマンやOLの方の社会保険料は、勤めている企業から受け取る給与の額によって保険料が決められているため、副収入があったとしても保険料の額には関係ないのです。
自営業者の場合、加入している国民健康保険の保険料は、確定申告によって申告した所得額によって決められてくるため、FXで利益が上がれば保険料も上がってしまう、というわけです。
まぁその分サラリーマンやOLの方は、利益が少ない年や、損した年も保険料は一緒。
自営業者はFXの利益が少ない年は所得が少なくなるため、保険料は減額されるわけですけどね。
ただし、FX・くりっく365は分離課税ですから、他の所得(例えば本業の事業所得)との損益通算はできませんので、最終的に損失で終わった年でも、自営業者の保険料はFXをやらなかった場合と一緒
です。
社会保険料は変わらないので会社にばれることもないFXは給与ではない

また、こういう話も良く聞きます。
「副収入があると保険料が上がる!」
↓
「そのため副収入の存在が会社にばれる!!」
↓
「副業を会社に疑われる!!!」
というもの。
これは、パートやアルバイトなどで副収入を得ていた場合です。
パートやアルバイトでも給与所得者ですから、そちらでも社会保険に加入していたら、本業と副業両方の勤務先に別の勤め先があることが分かってしまうのです。
(社会保険事務所から通知がいくようです。)
ということで、FXでいくら稼ごうが社会保険料は上がりませんし、社会保険料でFXの利益が会社にばれる事もありません。(FXは給与じゃないですからね)
余談ですが、個人事業主には社会保険の加入義務がありませんから、サラリーマンを続けながら副業で個人開業したい方も、個人事業主としての保険料の支払は心配しなくても大丈夫ですよ。
⇒個人開業したい方
また、扶養家族の方はもともと世帯主の社会保険に加入していますので、保険料の支払はありません。
しかし、扶養から外れると国民健康保険や国民年金に加入する義務があります。
⇒扶養に入るか外れるか