確定申告する目安利益20万円以内なら申告不要
確定申告する目安利益から経費を引いて20万円超か
サラリーマン・OLの方(給与所得者)は、基本的には会社が税金を計算してくれる「年末調整」という制度があるため、給与以外の収入が20万円を超えなければ確定申告をしなくていいよ、っという特例があります(自営業者の人などは、必ず確定申告が必要)。
このため、サラリーマン・OLの方(給与所得者)は、FXで年間20万円を超える利益が出ると、確定申告が必要になる可能性があります。
利益から経費を引いて20万円を超えるかどうか経費や取引の記録は必要
可能性?そう、20万円稼いだからといって、必ずしも確定申告が必要とは限りません。
例えば今年22万円利益が出た場合でも、経費が3万円かかっていればFXでの所得は19万円となりますから、確定申告は必要ありません
。
しかし経費が年間いくらかかったかというのは、一年間きちんと記録を残していなければ分からないものですし、また人それぞれ金額は変わってきます。
皆さんプロバイダー料金やパソコンの購入代金等の領収書は忘れずに取っておき、年間の経費としてエクセルなどにその都度入力しておきましょう!
また、年間のFXの取引明細も保存しておく必要があります。(詳しくはこちら→領収書等の保存
)
※「年間20万超」というのはFXやくりっく365に限らず、給料や退職金以外の所得の合計額です。FXでの所得が15万円でも、他の所得が5万円を超えていれば確定申告が必要となります。
※複数のFX業者で取引している場合(くりっく365を含む)は、全ての口座の利益と損失を合計した金額で判断します。
利益20万円以下でも住民税の申告が必要
利益20万円以下でも住民税の申告が必要利益があれば必ず申告が必要
ところで、利益が20万円以下の場合でも、「住民税申告」は必要です!
さて、よく言われている利益が20万円以下なら申告は必要ない、というのは確かに正しいのですが、それは所得税の確定申告についてだけです。
※参考ページ 静岡県富士市のHP、北海道帯広市のHP
住民税については給与以外で所得があったら必ず申告しなければいけません。
しかし、通常は確定申告をするとそのデータが税務署から自動的に市区町村に行くため、確定申告をした場合は「住民税申告」をする必要がないので、あまり存在感がないんですね。
「住民税申告」を行う場合は、申告をする年の1月1日時点で住んでいた市区町村の税務課で行います。
利益が20万円に届かない場合でもちゃんと申告して住民税を払いましょ〜。
実際には申告しなくてもほぼお咎めなし心配ならお役所に相談

しかし、実情としては住民税申告を行わないと、現在のところFXの利益を市区町村は把握できませんし、必死になって把握しようとしているようにも思えません。
「住民税払ってませんよ〜、払ってくださ〜い」っていう通知がきたって話もFXに関して聞いたことないですし。
住民税の税率は5%なので、20万以下のFX利益だと、経費を引くと、税額はせいぜい1万円ですから、いちいち税務調査して徴収する方がコストがかかりそうですしね・・・
今年のFXでの利益が20万円以下で、とても正直な人は、お住まいの市区町村の税務課で相談してみましょう(笑。
その際、「FXで利益が20万以下なんですが。」と言うのではなく、「今年の雑所得が20万円以下だったんですが。」といった方が話が早いでしょう。
まだまだFXを知らない人も多いでしょうから、説明するだけで一苦労しそうですからね〜